2015

新潟県

佐渡島で築120年超、元遊郭の転業旅館『金沢屋旅館』に泊まってきた

先日書いた水金遊郭の他に、実は佐渡にはもうひとつ、両津港のそばに両津夷(えびす)遊郭があった。 そこで当時「金澤楼」という屋号だった妓楼が、現在も旅館として営業しているというので満を持して泊まってきま...
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新潟県

佐渡・水金遊郭跡を歩く~栄枯盛衰の島で見たもの~

行ってみたいと思い続けながらも、そのエネルギーの弱さからなかなか足が向かない場所がある。筆者の場合、その内のひとつが「佐渡島」であった。 全国を旅する者には、同じ地方ばかり連続で巡る人はあまりいない。...
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長野県

遠くとも、一度は参ろう『鶴賀新地』←字余り

「遠くとも一度は参れ善光寺」「一生に一度は参れ善光寺」で有名な長野善光寺。 当時、寺社仏閣への参詣と言えば精進落としの遊郭がつきものであり、善光寺の場合も徒歩20分ほどの程よい場所に「鶴賀新地」という...
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長野県

ニッポンが誇るグローバル温泉街、長野『上山田温泉』

長野県千曲市に戸倉上山田温泉なる温泉街がある。昭和を全力で生き抜いたサラリーマン世代の方々ならピンと来るかもしれない。 今回は、若干ブログのテーマから逸れるものの、個人的に興味があった上山田の町並みを...
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長野県

長野県上田市 – 北国街道『柳町』の町並み

長野県上田市は、『真田十勇士』で知られる真田氏が築いた上田城の城下町として発展した街。 高山や彦根がそうであるように、城下町として発展した街には往時の名残をとどめる町並み保存地区が残っていることが多い...
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岐阜県

水都に残る色街跡・大垣市『旭遊郭』

国際園の散策を終えた後、もう少し足を延ばして大垣までやってきた。今回の旅、最後の目的地に定めたのは岐阜第二の都市、水都大垣にあった遊里、「旭遊郭」である。 この遊里は、『全国遊廓案内』(昭和4年)を紐...
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岐阜県

闇市から青線へ 岐阜市『国際園』

名古屋・城東園の町並みをしかと見届け、いよいよ舞台は最終章の元中村遊郭、「名楽園」へ・・・ 行かないのが自他共に認めるあまのじゃく人間の真骨頂なわけである。 実はこのとき、諸々の事情があり名楽園には寄...
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愛知県

名古屋色街カルテットその3『城東園』

八幡園を後にし、その足で向かったのは中央本線の大曽根である。 大曽根駅自体は東区にあるが、そこがほぼ区境となり、少しばかり西へ行くと間髪入れずに北区に入る。 目的地の『城東園』は北区に属し、『全国女性...
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愛知県

名古屋色街カルテットその2『八幡園』

タイトルを変えたかったものの、妙案が浮かばなかったため結局安直に決定した「名古屋シリーズその2」は、中川区の尾頭橋にあった赤線跡、『八幡園』である。 尾頭橋駅は、東海道線での名古屋の隣駅なので通過した...
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愛知県

名古屋色街カルテットその1『港陽園』

愛知県の色街シリーズ、二日目は名古屋から。 中京圏の中核都市、名古屋にはかつて江戸・吉原を凌駕する日本一の豪華さを誇った中村遊郭があったように、女性街では甚だ隆盛を極めた土地であった。そして現在では、...
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愛知県

昭和レトロ好き集まれ!北名古屋市の『昭和日常博物館』に行ってきた

最近書いてなかった気がするのでたまには昭和レトロネタを。 愛知県北名古屋市にある『昭和日常博物館』に行ってきましたよというお話。 北名古屋市歴史民俗資料館 北名古屋市役所の西側にあり、正式名称を「北名...
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愛知県

豊橋市『東田園』跡を訪ねて

もう一年近く前になるが、愛知県の遊里巡りのために青春18切符を使用した一泊二日の超弾丸ツアーを敢行した。 とまぁ、冒頭から痛い人丸出しなわけであるが、構わず筆を進めて行く。最初に訪れたのが東部一の都市...
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栃木県

栃木県・宇都宮市『餃子の街に眠る龍宮城』

崩壊したバブルと命運を共にした、リーサルウェポン級の超有名巨大廃墟物件、クイーンシャトー。 脳しんとうでも起こりそうな強烈な余韻を残した納豆の街を後にし、その足で向かったのは餃子の街、宇都宮である。 ...
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茨城県

茨城県・水戸市『偕楽園そばの快楽園』

土浦から常磐線に揺られること1時間。やってきたのは県庁所在地の水戸市。 水戸と言えば、納豆と黄門様、そして日本三名園のひとつ、偕楽園が有名である。 その偕楽園には2005年の暮に来たことがあるのだが、...
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茨城県

北関東最大のピンクゾーン「土浦市桜町」

茨城県南部最大の都市、土浦市。 全国の花火師たちがその腕を競い合う花火競技大会が有名だが、あえて言うならば有名なものはそれぐらい。 強いてもうひとつ挙げるとすれば北関東最大級の風俗街がある、ということ...
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東京都

千住柳町を歩く ~消えた遊里の残照~

東京の北千住と言えば、千葉や茨城と都心をつなぐ、5つもの路線が乗り入れる都内屈指のターミナル駅である。古くは江戸四宿のひとつに数えられ、かの松尾芭蕉が奥の細道へくり出した旅立ちの地がここ千住宿であった...
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東京都

京成立石 駅前の特飲街跡と呑んべ横丁

東京の葛飾区に『立石』という街がある。 下町の聖地だのB級グルメの聖地だの呑兵衛の聖地だのと崇められ、なんかもうあふれんばかりの巡礼者でごった返してそうなその街は、「THE・下町」と呼んで余りあるほど...
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大阪府

大阪五新地の歩き方 [飛田編]

大阪五新地のことを書き出してから、やっぱり飛田だけは別格なのだから別記事にしたほうがいいのではないかという思いがふつふつと湧いてきて、結局“ソロデビュー”させることにした。 なお、筆者は遊郭や赤線跡を...
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大阪府

大阪五新地の歩き方 [今里・松島・滝井・信太山編]

大阪には『新地』という独特の色街がある。 かつて遊郭や花街だった場所が、売防法施行後に料亭や旅館として表向きの営業を続けている地域で、全部で五ヶ所ある。 以下、それぞれの歴史、特徴、場所などをざっくば...
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東京都

商店街裏の赤線跡「鳩の街」

あくまで私的な見解ではあるが、都内の消えた赤線跡、そのベスト3を挙げるとすればおそらく洲崎、玉の井、そして今回綴る『鳩の街』になるだろうと思う。(現役の吉原は「跡」ではないので除外) 玉の井が戦災で焼...
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