博物館という名のフードコート『新横浜ラーメン博物館』に行ってきた[1]

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新横浜と言えば、新幹線の停車駅となっていて横浜の玄関口とも言えるところなわけであるが、実は横浜駅からは微妙に距離がある。

さらに、ライブに行く人にとってはおなじみ横浜アリーナがあるけど遊ぶところは皆無という何とも微妙な立ち位置な街である。

新幹線を使わない神奈川県民なら、一度も行ったことないという人もけっこう多いと思う。そんな街が新横浜。
しかし、侮ってはいけない。ここには神奈川が誇るフードテーマパーク、『新横浜ラーメン博物館』があるのだ。

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1994年開業なので、かれこれ20年。もうそんなに経つんですね。
新横浜駅からだと、北口から歩いて5分弱くらいで到着する。筆者は神奈川住まいが長いので何度も来たことがあるが、このとき、実に約7年ぶりに訪れた。

で、ラーメン博物館とは何ぞ?という話。
ものすごく簡単に言うと、「ラーメンのフードコート」となる。全国の有名店が館内に出店しているので、ここに来てラーメンを食べまくれば一日にしてラーメン通になったと勘違いできるなれるなんとも胸熱なスポット。
が、ただのフードーコートであれば当サイトの趣旨から逸れてしまう。そのフードコートのある館内がすごいのだ。

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昭和30年代のまちなみがそこにはある

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というわけで、入館料300円を払って中に入る。
純粋にラーメン食べたいだけの層からしたら、「何でラーメン屋行くのに入館料払わなきゃいけないんだよ」となるちょっと微妙なシステム。

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地下へ続く階段を下りると、そこには。
じゃん!という効果音が聞こえてきそうな、昭和30年代の町並みがこんにちは。
正確には、昭和33年(1958年)の町並みで、これは日清のチキンラーメンが発売された年である。

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ちなみに昭和33年と言えば、売防法が施行された年ですね。赤線好きな諸氏は、絶対そっちでピンと来るよな・・
えぇ、当時の日本はこんな感じだったわけです。

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あ、あとそうだ。三丁目の夕日の舞台、あれも昭和33年ですね。建設中の東京タワーが出てきますよね。

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食べ物をテーマにしたテーマパークは当時は全国的にも例がなく、当然成功事例など皆無のためオープンにあたっては色々風当たりが強かったと聞く。結果論になるけど、昭和30年代を再現したのがよかったんだと個人的には思っている。

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懐古主義、レトロブーム、昭和ノスタルジー。今ではそこかしこで聞かれ、昭和を再現したテーマパークはそれこそ全国各地にあるけど、それはラー博の成功が道しるべを作ったと言っても過言ではない。

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今現在、フードテーマパークの売上で全国一位をひた走るラー博だが、もちろんすべてにおいて順風満帆だったわけではない。
話題性のためはじめは人が来たが、開業から4年目までは順調に入場者数が減っていった。イベントなど小手先の施策では効果が出ず、博物館としてのあり方を模索していわゆる専門性を高めていったことがその後徐々に実を結んでいく。

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その後、2000年代に入りフードテーマパークブームが全国に飛び火。開業数でも過去最高を数えたが、2000年代後半には自然淘汰が進み集客力と経営体力のないところは否応なくフェードアウトしていった。

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ちなみに、以前当サイトでも紹介した大阪新梅田シティにある「滝見小路」は1993年開業なので一年先輩にあたる。昭和初期の大阪の町並みとコンセプトも一緒。
なので、昨今のブームはラー博と滝見小路が牽引したというのが正しいと思う。

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オープンから20年にわたって成功をおさめているというのもすごいけど、個人的に一番すごいと思うのはラーメンという食べ物をひとつの文化として確立したことと、観光分野への貢献。
当然、旅行が好きな人であれば大抵の人は有名店の味を本場(本店)で食べてみたいと思うわけで、それが現地へ足を運ぶきっかけになるわけですよ。観光客はお金を落とす。地域活性化につながる。それが地方都市ならなおさら。

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それにしても、このときは本当に久しぶりに来たけどまったくと言っていいほど変わってなくてちょっと拍子抜けしてしまった。反面、その安定感に安堵したというのもあるけど。

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前回は会社の社員旅行で来て、調子乗ってラーメン屋のはしごしたりしたけど、元来が小食な痩身省エネ人間なのでこの日は熊本ラーメンこむらさきだけ。

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ラー博が作り上げた世界観が、ラーメンの歴史を変えたとも言える日清チキンラーメンが世に出た昭和33年の日本。ある意味ラーメンへのオマージュを捧げたと言えなくもないが、何の因果か2011年にその日清がラー博創業の地横浜にカップヌードルミュージアムをオープンさせている。

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ラー博への挑戦状なのか何なのか、横浜という地を選んだことにどんな意味があるのか知る由もないですが、同じ地どころか地下鉄一本で行ける場所だったりするもんだからもうね(笑)

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そのカップヌードルミュージアムには2012年初頭に足を運んだが、ラー博とは対照的な非常に先進的な博物館で、実際両方行くとその対比が面白い。
マイカップヌードルファクトリーという自分だけのオリジナルカップヌードルを作れるコーナーがあったり。チキンラーメン作りの体験工房があったり。

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今日は画像の解説まったくしてないですが、あまり説明することもないと思うので各自目で見て感じ取っていただければ結構です(笑)

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結局、一番言いたいのは、首都圏で手軽に昭和レトロを体験したければここがおすすめですよということだったりするわけなんで。

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普段ほとんど食べないためにラーメンの知識は皆無なので、むしろこっちについては聞かれても返答に困ってしまう。
いや、ラーメン自体は好きなんですが、地味に高い、栄養価は低い、そのくせカロリーは高い、太る、という理由であまり足が向かないだけ。誘われれば行きますけどね。

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